前回のBlogで、「JR東日本ウォータービジネス」が、10月1日からドリンクの定期購入販売 ”自販機サブスクリプション「every pass」” を開始することに触れたが、じゃあ実際にどんだけお得なのかを可視化すべく、暇つぶしに調べてみた。
＜前回Blogはこちら＞
◆前準備
サービス対象となる「イノベーション自販機」を某駅で見つけ、そのラインナップを参考にした。おそらく立地によりドリンク品ぞろえに差はあるだろうが、おおむねの価格が知りたかったので、とりあえずこれで検証する。あとは、JR東日本のプライベートブランドである「アキュアメイド」は公式サイトでわかるので、これも参考にする。
◆さっそく計算
まずは、ライトコースである「アキュアメイドプラン 980円/月」から。このプランは登録1か月目しか適用されないのが難点。とはいえ、お試しで体験する場合のお得感は知りたいので計算。さて結果は・・・
アキュアメイドプランで最も高い商品価格帯は”160円”。理論上、この価格帯の商品を毎日1回（便宜上30日/月とした）GETすれば、通常購入よりも3,820円もお得になる計算。これは素晴らしい。なお最も安いのが「From AQUA 280ml」、ようするにシンプルに水（みず）100円を毎日買ったとしても元はとれる。
通勤・通学でしか駅を使わない場合も想定し、平日のみ自販機にお世話になった場合も計算してみた（週5日×4週間＝20日間）。その場合でも、最低価格の水ですら月に10回（3日に1回程度）購入すれば、元はとれるとわかる。
つぎに、購入ドリンクに制約がない「プレミアムプラン」で計算。さて・・・
背中に翼を生やしたい人のアイテム「レッドブル」が、最高単価であり且つもっともよいパフォーマンス。毎日レッドブルをGETすれば、アキュアメイドプランと同じ3,820円のお得感がある。
一方、プレミアムプランで注意しなくてはいけないのが、購入回数だ。毎月、平日の20日間でかかさずGETしたとしても、単価120円以下の商品ばかりだと、サブスク定額料2,480円を下回ってしまう。プレミアムプランを満喫したいのなら、「レッドブル」や「伊右衛門 特茶」など高単価商品をひたすらGETするのが得策のようだ。懸念としては、同じような考えの利用者で溢れ、買いたいときに高単価商品が品切れになっている可能性があることか。
条件によってサブスク効果を得られないリスクはあるものの、平日にJR東日本の各路線を利用する会社員や学生で、最寄り駅にイノベーション自販機があるのであれば、このサービスを使わない手はないと思う。そのためには、まず500名の先発隊？に選定される必要があるが、こればかりは運次第。。。
