旅行のお供に20年以上は使っていたカバン。遂にくたびれてきたので新調した。で、お役目御免の相棒をどうするか考えていたが、ブツが古すぎてメルカリなんかでは売れなさそうだし、かといって長年連れ添って？ポイッとゴミで捨てるのも忍びない。
何かいい方法はないかと探していたら、見つけた。「みんなのお焚き上げ」というサービス。想いがこもって捨てられないモノや、遺品整理の品などを、歴史ある神社で供養していただけるらしい。
サービス内容や、運営会社が気になったのですこし調べてみる。
◆サービス
サービス名は「みんなのお焚（た）き上げ」。昨今、”みんなの”〇〇的サービスをよく見かけるけど、こんな世界にもあるんだ、みんなの系サービス。。。そういえば楽天が買収した仮想通貨取引所も「みんなのビットコイン」だったっけ。まあ、わかりやすいです。
サービス内容は、運営会社が提携する神社に依頼品を宅配便で送ると、適宜供養いただけるシンプルなもの。ユーザは、あらかじめ供養キット一式を購入する。運営会社のサイトで直接買うか、あるいはAmazonでも販売している。
◆運営会社
株式会社クラウドテンという2015年8月に創業した若い企業。宅配トランクサービスなども提供するらしい。会社の信用度はよくわからないが、サービス自体は、ユーザが依頼品を提携神社に直送する流れなので、提携神社名を公表していることも鑑みると、詐欺的な要素は低いだろう。もっとも、神社をダシに悪さしていれば罰当たりこのうえないが。
◆供養を行う神社
群馬県高崎にある「山名八幡宮」になる。榛名山を臨む平安期に創建された由緒ある神社とのこと。過去の供養の様子が運営会社サイトでyoutube公開されている。これくらいやってくれたほうが、供養をお願いする側も安心かな。
◆その他
少し気になったのは、サービス開始当初と提携神社が変わっている点。当初は茨城県にある「結城諏訪神社」で供養していたようだ。以下の記事に神社名の記載あり。何か事情があったのだろうか。まあ、しっかり供養いただけるならどこの神社でもありがたいことだが。
◆申込み～発送まで
＜注文キット購入＞
ひととおり把握したので、早速申し込んでみた。選択キットは大きく「レターサイズキット」と「ボックサイズキット」の２カテゴリーがある。
＜レターサイズキット＞
郵便ポストに投函できる品を送るのにピッタリ。価格はA５サイズで1,650円、A４サイズで2,860円。
＜ボックスサイズキット＞
宅配便で送るサイズの品に使用。サイズによりボトム6,600円から選択。また、箱あり・なしを選ぶことができる。箱はスーパーなどにある段ボールのもので十分。自分は「ボックス100・箱なし」をチョイス。送料無料の税込みで6,600円。ちょっと高いか？無粋だがコストの内訳を適当に推測してみた。（あくまでカンだが）
①キットの利用者宅郵送：封筒は「ゆうパケット」だった。ゆうパケットは、厚さ1センチ以内なら250円。よって法人割引あると実質200円くらいか？
②品物の送付：宅配業者は佐川急便。個人配送の場合、関東発着だと100サイズだと1,386円。よって法人割引あると実質1,000円くらいか？
③利益・供養料：運営会社は名のある神社と提携したいから神社側の意向を汲むだろうし、神社も供養後の品処理代（産廃とか）など意外とかかるだろうし、、、運営会社となかよく折半ってところ？
以上を踏まえると、供養料は実質2,500～3,000円ってとこなのかなあ。
＜注文キット到着＞
ゆうパケットで到着。中には「お焚き上げ供養申込書」「お焚き上げシール」「佐川急便の宅配便伝票」が同梱されている。
＜供養申込書に必要事項を記入＞
ハガキ大の用紙に必要事項を記入。神前でお祓いする際、神主が間違えないようひらがなで姓名を記入するとある。希望者は、お焚き上げ完了後に「供養証明書」を受領することも可能。
＜梱包＞
これまでの感謝を込めて、供養申込書を添えて梱包する。
＜発送＞
運営会社の案内では、佐川急便に集荷依頼するとあるが、直接営業所に持ち込んでも大丈夫。伝票はすでに代金支払済みなので、送り主情報さえ記載しておけば、ものの１～２分で依頼完了。簡単だ。ただし、営業所が駅から離れている場合が多いので、電車利用時は最寄りの営業所やSCは確認しておくことが無難。
以上
